「若者の車離れ」なんて言われても

昨日は夜中1時まで仕事だったが、何とか乗り切る事が出来た。体調もようやく持ち直して来ているので、後はこの土日でゆっくり静養する事にする。
GWはまだ厳密には終わっていないとは言え、結局体調不良で寝込んでいるか、仕事をしているかだけで何もしなかった(元々予定も無かったが)。


「新型スポーツカー「86(ハチロク)」、若者向けのはずが購入者はシニアばかりに」
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1710562.html

車には全く疎い私でも、「ハチロク」と聞けば嫌でも白黒のカローラレビンを想像してしまう(笑)。

一番安いグレードでも200万円というのは、新車のスポーツカーとしては安いのかも知れないが正直手は出せない(「価格も30歳前後の収入でも手が届くよう、売れ筋モデルは200万円台に抑えた。」って、無茶言わないで欲しい(笑))。

私が自動車を所有しようと思った場合、車両価格、燃費、維持費など全ての要素を総合して軽自動車一択である。スポーツカーとかセダンへの憧れが全く無い訳では無いが、私の現在の収入では高望みが過ぎる。

若者の車離れは深刻だそうだ。その原因は色々指摘されており、「若者の価値観が変わった」とか「最近の車のデザインに魅力が無い」とか言われているが、どう考えても直接の原因は若者の懐具合だろう。就職難もそうだが、入れたとしても成果主義だ何だで給与はろくに上がらない割に、年金だの保険料だのは引かれる分はしっかり上がっていく。こんな状態の若者に「車を買え」なんて言われても無茶というものだ。車を買う一時金があったとしても、それを維持していくのには継続した収入が必要である。その意味では、雇用の非正規化も悪影響を及ぼしているのだろう。

不思議なのは、若者の車離れを取り上げるニュースは多いのに、識者の意見の中で、「若者に金がない」という根本的な原因を挙げる事が妙に少ないように思える事である。気づいていないのか、敢えて目をそらしているのか・・・。


私は車を所持していないしその予定も無いが、田舎にある実家では必需品である。私が入社まもなくしてローンを組んで買わされた自動車をぼちぼち買い換える時期に来ている。月々の仕送りに車のローン分も上乗せして払う日々が始まると思うと、今から憂鬱だ・・・。