「家で寝る」位しかする事ないなら選挙に行こう

「「若者は投票率が低いから意見が届かない」のウソ」
http://d.hatena.ne.jp/st43/20111127/1322403600

いくらなんでもざっくりしすぎた意見だろう。

世代間で見れば確かに60歳以上の有権者数の方が圧倒している。

ただそれを「60歳以上世代の組織票」等と呼べる程、彼らは意思統一出来ているのだろうか?我々のような比較的若年層にネット右翼は多いが、ネット右翼が主流という程の勢力では無い。現にst43さんのように、的確にネット右翼を批判している若者だっているのだ。60歳代だって思想の違いはあるはずで、右派もいれば左派もいるだろう。

我々の持つ一票の重みなんてたかが知れている。極端な話私一人が投票に行こうが行くまいが、選挙結果に影響を及ぼす事など絶対に無い。ただそれは、60歳代にしても同じ事である。数がどれだけ多かろうが、彼らが所持する票は、ただ一票だけなのだ。条件自体は全く同じである。事実今回の大阪市長選でも、むしろ若者に人気がありそうな橋下氏が当選したでは無いか。

大体「世代間格差」というのが不満だったとしても、選挙に行かない理由にはならない。選挙に行かない若者が「世代間で不公平が生じているから」なんて主張しても、「ただ面倒臭いだけだろう」と突っ込まれるのがオチである(それ以前に、仮にその格差が是正されたとして、本当に投票率が上がるのだろうか?)。厭世観でも何でも良いが、そんな独自の理屈を振りかざして選挙にいかない事を正当化しようとするなど、ただの自己欺瞞としか受け止められないのだ。

・・・少々攻撃的な記事になったかも知れないが、まあ仕方ない。