「政権交代」で日本は変わるのか

かなり間が空いてしまった・・・。

前回の記事から、私生活面で大きな変化があり、その対応に追われ日記を付けている暇が無かったのだ。

今もそんなに暇では無いが、ちょくちょく時事ネタで記事を書いていこうと思う。

世間は解散総選挙で慌しい。3年振りの衆院解散である。普段から民主党政権を批判しまくっていた層は、政権交代を期待して盛り上がっているようである。それ以前に民主党から離党者が相次いで分裂しかけているような事になっているようで、早くもグダグダの様相を呈してきている。維新の会を筆頭に新党結成も相次いでおり、第三極に食い込めるかも注目されているようだ。

ただ恐らく、今回の選挙はやはり民主党自民党の一騎打ちになるのでは無いかと思う。現実的に政権を担うとすれば、現在与党である民主党と、野党第一党自民党のどちらかしかないだろう。

ではどちらが勝つのが好ましいのかと言うと、正直私はどちらでも良いという状況なのである。

民主党自民党は、結局の所似通っている部分が多々あるように思う。党の規模が大きいが故に、左派、右派ともに入り混じっているような状況で、現実的な舵取りは左と右の真ん中位でしか出来ていない。3年前の民主党政権発足時、恐らく左派は相当盛り上がった事だろう。自分達の仲間だと思われる政党が政権を取ったのだ。しかし実際はどうか。左派の期待通りに動けたとはお世辞にも言いがたい。話題になった普天間基地移設問題などはその典型だろう。外国人参政権も未だに実現していない。結局民主党にも保守的な議員がいた為、極端に左に寄った政策を取る訳にも行かず、双方に配慮した現実的な舵取りしか出来なかった印象しかない。特に近年、中国や韓国と領土問題で激しく対立している訳だが、本意かどうかは別としても野田政権は日本の主張を崩さずに戦っている。勿論自民党政権であっても同じように(それ以上に)動けただろうが、そんなに大きな違いは無いだろう。

強いて言うなら、政権を奪われた後の自民党は、更に保守的になった印象はある。右派からすれば、「どちらかと言えば」自民党の方が好ましいのかも知れない。左派が今更民主党を支持しているかどうかは疑問であるが、まあ自民党が政権を担うよりはマシだと思って民主党に投票するかも知れない。ただ現実には、仮に民主党政権自民党政権に変わった所で、そんなに大きくは変わらないだろう。規模の大きい政党であるが故に、左、右のどちらか片方に極端に傾いた政治は出来ないのだ。