嫌う理由

珍しく当ブログのコメント欄が活気立っていた。id:Apemanさんやid:inuda_oneさんに感謝申し上げたい。

id:rekihiko22さんの下記記事に対するトラックバックである。

「ヘイトクライム（差別犯罪）」
http://d.hatena.ne.jp/rekihiko22/20120828/1346101448

批判の内容自体は的確である。そもそも何故攻撃対象がコリアタウンの住民なのか？怒りをぶつけるべき対象は韓国にいるのだ。別段関係も無い在日韓国人を目の敵にして一体何になると言うのかという話だ。

恐らく在日韓国人にとって、今の日韓関係は少々心苦しい面があるのかも知れない。何せ日韓関係が悪化すればするほど、両国のナショナリズムは高まっていく訳で、更に対立が深まれば、領土問題とも直接関係の無い文化レベルに至るまで排斥運動が広まる可能性があるし、既にそのような様相を呈しているようにも思える。最悪「日本人だから」「韓国人だから」なんて理由だけで攻撃の対象になる可能性すらある。苦しい立場に置かれている事については同情する。ずばり言って私は韓国が嫌いである。しかし韓国人一人一人を目の敵にするつもりなど毛頭ないし、ましてや在日韓国人に対し含む部分など一切無い。そもそも彼らを直接憎む理由がない。嫌うのには明確な理由が必要であり、理由も無く嫌う事を一種の「レイシズム」と呼ぶべきなのだろう。私は韓国が嫌いな理由を明確に挙げる事が出来る(※)。故に私はネット右翼ではあってもレイシストのつもりは無い。

なおrekihikoさんの批判は少々不足している部分もある。確かに某会の過激な行動はそれ単独でも非難が可能であろうが、そもそも某会の設立も含め、何故近年の日本で嫌韓感情が高まったのかを突き詰めて考えていけば、まず韓国の反日感情に行き当たるのである。日本の嫌韓派に何故韓国を嫌うのかを問えば、答えの大半が「韓国が執拗に日本を嫌うから」だと思われる。結局の所韓国の強すぎる反日感情が日本の嫌韓感情を誘発したのである。日本の嫌韓など、韓国の反日の副産物である。日本の(一部の過激な)嫌韓感情を「レイシズム」だと非難するのであれば、韓国の反日もまた「レイシズム」として非難しなければ筋が通らないだろう。

日本の嫌韓感情には理由がある(正当化とは別)。それに対し、韓国の反日感情には何の理由があるのだろうか？

※

「ネット右翼とナチズム？」
http://d.hatena.ne.jp/syachiku1/20120418/1334747281

上記記事より抜粋------------------------
何よりネット右翼である私には、ネット右翼が何故今日の日本で急速に増え、その悉くが韓国人や在日韓国人に対し嫌悪感情を抱くまでに至ったのかを簡潔に説明する事が出来る。

　韓国人「何故お前らは韓国を嫌うのか？」
　日本人「お前らが日本を嫌っているからだろうが」

勿論私は、全てのネット右翼の思想を代弁出来る立場にある訳では無いが、韓国の強烈な反日感情に蝕されて「嫌韓」になった者は結構多いと思われる。しかもその反日感情に合理的理由の一つでもあるならまだしも、その内容は「日帝３６年」がどうとかそんなのばかりで取るに足らない。韓国の反日感情に反発している（現代の）ネット右翼の心情は、簡単に言えば以下のようなものだと思う。

　戦中世代）
　　　韓国人「お前は俺に酷い事をした。謝れ」
　　　日本人「すいませんでした」

　戦後世代）
　　　韓国人「お前の親父は俺の親父に酷い事をした。謝れ」
　　　日本人「すいませんでした」

　現代）
　　　韓国人「お前の祖父は俺の祖父に酷い事をした。謝れ」
　　　日本人「祖父に言えよ」

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