心情なら仕方ない

忙しい・・・。

scopedogさんより、トラックバックを頂いた。

「適当な話」
http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20131002/1380734820

かなり紳士的な対応で驚いた。内容自体は私の主張を全否定するものであるとは言え、最近コメント欄でお邪魔させて頂いたブログでの、「バカ」だの子供じみた罵倒などと比べれば大違いである。素直に感心した。

>韓国人一般が日本閣僚の靖国参拝に反感を覚えるのは、そりゃ被害国だから当然の心情であっていちいち論理性を問う必要もありません。韓国は植民地支配を受けた被害者であり、靖国に合祀されているA級戦犯は植民地支配時代の日本人指導者の象徴的存在ですから。歴史や政治に詳しくない一般人がその程度の理解で反感を覚えても、別に不思議ではありませんし、不合理だとも言えません。少なくとも加害国から指摘するようなことではありません。

韓国人が、A級戦犯の意味も良く知らずに「植民地支配時代の日本の指導者だから、とりあえず恨んでおこう」という程度の認識で靖国批判を展開しているというのであれば、これ以上言う事は特にない。いかんせん私が主張したかったのは、「韓国の「靖国批判」がいい加減な歴史認識に基づいたもの」であるという事である。scopedogさんは、それを真っ向から否定している訳ではない為、私としては特に反論する点が無い。

ただ強いて挙げるなら、

韓国併合は当時の列強も認めてるじゃないか、と言わんばかりですが、その理屈を是とするなら、東京裁判においてパルの無罪論は採用されず、多数意見の方が当時のほぼ全世界に認められていることを受け入れるべきじゃないんですかね。パル信者のこの人がどの面下げてこんなこと言うのかな、と言う話です。

(そもそもこのエントリでパール判事を持ち出してなどいないのだが)この文脈で批判しているのは、韓国併合を支持しておきながら、カイロ宣言ではその事を非難するというイギリスの二枚舌外交である。列強が認めている事を理由に韓国併合を正当化したつもりなど無い。過去のエントリでも、「韓国併合は当時の国際法上合法だった」以上の事は主張していない。