inunumaaさんからトラックバックを頂きました(返信)。

私が昨日投稿した記事に関し、わざわざ記事を立てて頂いたようで、大変恐縮です。

http://d.hatena.ne.jp/inunumaa/20110927/1317093980

まず若干挑発的だと受け止められかねない内容の記事であった事についてお詫びさせて頂くと共に、にも関わらず大変ご丁寧にご回答頂いた事につきまして感謝申し上げます。

重ね重ねお詫びになり申し訳ないのですが、私が書いた日記の中で、

>具体的にどのような記事のどの部分にそれが見て取れるのかを書いていない為検証のしようが無いのだが

このように、まるで「具体的にどの記事であるかを教えてくれれば検証出来る」等と読み取れる一文があります。これに対しinunumaaさんから具体例を提示頂いている以上、これに関して私自身の見解を述べるのが筋である事は重々承知しており、実際に試みたのですが、まず参考文献のことごとくについて私が触れた事が無く、それが右寄りなのか左寄りなのかすらも分からない為、inunumaaさんが仰られるように「右寄りの文献から採用されている文言が多い」のかどうかについて私では判断がつきませんでした。ただ記事を読んだ限り、確かに相対的に日本による統治の「良い面」について記載された文言が多いようには感じており、ここに書かれているものが全てであると錯覚しないように注意する必要はあると思いました。実に歯切れの悪い回答で申し訳ありません。

ただこれは反論というより再度同じ主張をさせて頂く事になるかと思いますが、提示頂いた2例で、

南京事件の場合、日本兵による虐殺の有無が争点になっている以上、白黒が付けやすい事から、(事件が存在しているという前提において)これを全否定しようとする論者を「歴史修正主義者」と断ずる事は可能だと思います(私も南京事件否定論者ではありませんので、東中野修道氏を「歴史修正主義者」と呼ぶ事自体には異論はございません)。
これに対し「日本による朝鮮統治」の場合、あったかなかったかでは無く良い事なのか悪い事なのかが争点になっており、はっきり白黒を付ける事が難しい事から、このケースで「悪い」と主張する側が「良い」と主張する側を「歴史修正主義者」と断ずるのは、やはり違和感が残ります(「右派」と呼ぶ分には構わないと思いますが)。

使う側に客観性が求められる以上、「ネット右翼」などと同じような感覚で使うべきでは無いと言うのが私の意見になります。