「伊藤博文を暗殺した安重根を準聖人に推薦しようとしている報道について」(トラックバック)


伊藤博文を暗殺した安重根を準聖人に推薦しようとしている報道について」

http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20111107/1320676401

安重根が「福者」に列せられるに値する功績を遺しているのかどうかは良く分からないが、いずれにせよ韓国では英雄として扱われている事は有名であるし、韓国カトリック教会にそのような動きがある事自体は不自然な事では無いだろう。
注意しなければならないのは、日本人の立場からこれに反発するような動きを起こすのは、それこそいわゆる「A級戦犯」の合碑を理由に靖国神社を批判している諸外国や国内の左派と同レベルであると見なされる恐れがあるという事である。日本の右派団体等が横槍を入れて恥を晒したりする事の無いよう切に願う次第である。安重根が日本の偉人である伊藤博文を暗殺した事は事実で、日本人の心象が良い訳も無いとは言え、彼も既に歴史上の人物である。それを今更倫理的に糾弾しても意味を成さないだろう。

ただ上記hokke-ookamiさんの記事で気になったのが、

慰安所を管理しながら過去の証言を都合よくひるがえしたりしている大勲位*1に比べれば、よほど理解できる行動だと思う。

この「大勲位」が、「慰安所を管理していた事」を問題としているのか、「過去の証言を都合よくひるがえしたりしている事」を問題としているのかが良く分からないのだが、前者であるなら安重根とどう対比させようがあるのか良く分からない。

http://d.hatena.ne.jp/syachiku1/20111031/1320058434

inunumaa2さんへの返信の際も書いたが、「慰安婦を管理していた」と言う事実だけを提示して批判しても、左派でも無い人間には「それがどうした」としか受け取りようが無いのである。