雑感

rawan60さんとの議論が終わった後の雑感である。やはり物別れに終わった。

何というか、最後の方はrawan60さんも面倒になってきていたのだろうか?

>パール判事の「個人的見解や事情」をあなたがどう評価するなんてそれこそどうでもいい。
私は公私混同をせずに意見書を書いたパール判事の姿勢を評価し、君が代を嫌悪する教員もそれを見習うべきだとの文脈で引用したのだ。根本的に意図を読み違えている。

>国歌なんて歌わなければ、そもそも混乱は生じません。
「国歌って何の為にあるんだろう?」と考えさせられる一言である。

>侵略・弾圧・搾取は他国・他民族においてのみ行なわれたのではなく、国内の「命がけで反戦活動を行った共産主義者」等にも同じように及んだのですよ。同じ「君が代・日の丸」を象徴とし称揚する思想の日帝によって。
職務命令がどうの、公私混同がどうのなんてコマイ話は、この厳然たる事実と今も継続する巨大な権力に対峙するうえにおいてはどうでもいい話なんですよ、極論すれば。

日帝」・・・。

本人も自覚があるように、本当に「極論」だ。というより何度も言っているが、その価値観から導き出せるのは、尚のこと君が代を教員個人が歌う歌わない」なんて事で争っている場合では無いという事である。rawan60さんに言わせれば、現在の日本の国歌・国旗として規定されているものが(悪事の限りを尽くしたといわれる「日帝」を象徴する)「日の丸・君が代」である事が一番の問題なのだろう。だったらその「侵略行為」に直接関係ない全く新しい国旗なり国歌を作ればこの問題は解決するという事になる(少なくともrawan60さんとしては)。ところが、現在係争中の事案も含め、「君が代問題」として広く周知されているのは、「君が代が国歌たり得るか」では無く、「それを公の場で歌う事を義務とすべきか否か」という論点である。仮に教員が望むように起立が自由意志になったとしても、国歌が「君が代」である事に変わりは無い。何の解決にもなっていないでは無いか。起立するかしないかなどで争っている現状の方がよほど「コマイ話」であるように思えるが。


・・・なんとなくではあるが、uedaryoさんのブログでrawan60さんと議論させて頂いた内容を思い出して来た。確か靖国問題で、「rawan60さんは靖国神社を解体すべきだ」と主張していたと思う。靖国問題として周知されていたのは、要するに靖国神社に日本の公人が参拝すべきか否かであるはずだった。しかしrawan60さんは靖国神社を一神社としての存続も許さず、解体せよと主張していたのである。正直ドン引きした記憶がある。・・・なるほど。最初から話が噛み合うはずも無かったはずだ。