6年前の体験談

残念ながら、rekihiko2さんがブログを閉鎖されてしまったようだ。恐らく体調の悪化が原因だろう。

rekihiko2さんは、精神的な病に掛かっておられるそうである。記事は消えてしまっているが、心療内科に通っているそうだ。

実は、私も一時期心療内科に通っていた。約6年ほど前の事であるが、仕事の人間関係が原因だった。異動辞令を受け移った先のメンバーととにかく馬が合わなかったのである。多分私にも至らない点が多々あった事だろう。ただ私自身、物凄く理不尽な事で怒られたり(怒られる際には大抵「辞めてしまえ!」)、私がそばにいるのが分かってて聞こえるように私の陰口を叩いたり、本当にちょっとしたミスをやたらと誇張して周りに言いふらされたりと、正直地獄みたいな職場だった。私は精神的に参ってしまったようで、夜眠れない日々が続いてしまい体調を崩しがちになってしまった。会社の先輩(そのチームのメンバーでは無い)から心配され、心療内科を紹介してもらった。睡眠導入剤精神安定剤を服用するようになり、睡眠等はある程度取れるようにはなった。ただこの手の薬は、(個人差もあるのだろうが)副作用が激しく、精神的な面はともかく、強烈な吐き気に襲われる日々に見舞われた。気分が悪くなり会社を休む事も多くなった。それを病院に相談すると、更に別の精神安定剤を処方して貰い、多い時には一日に10錠を超える薬を飲んでいたような気がする(今思えば、薬の副作用を抑える為に薬を増やすというのは悪循環だったような気がする)。ある日、具合は極めて悪かったが、これ以上休むと会社に迷惑を掛けると思い、無理をして会社に出たのだが、案の定会社で倒れてしまい、救急車で病院に運ばれるという失態をおかしてしまった。流石に会社も私の状態がかなり悪い事を悟ったらしく、私に配慮する形で(今の職場への)異動を認めてくれたようで、私はその職場から逃れる事が出来たのである。

この時期は本当に辛かった。辞めようと思った事なんていくらでもあったが、その選択肢は絶対に取れなかった。私は独身だが、実家の母は私の仕送りで生活していた為、私の収入が途切れるという事は、母の生活が破綻する事を意味していた。退職は勿論の事、休職などといった、一時的にであっても収入が無くなる事態を招く事すら許されなかったのだ(貧乏サラリーマンである私には貯金が無い)。あの地獄のような職場からは逃れられない、辞める事も許されない。精神的に追い詰められた私は、この時恐らく生まれて初めて自殺を本気で考えたと思う。

その最悪の時期を何とか逃れ、ギリギリの所で会社に踏みとどまる事が出来た。今の職場は忙しいが、人間関係は結構良好である(前の職場と比べれば)。ただ後遺症と呼べるのかは分からないが、実は今でも少量の精神安定剤を常用している(心療内科では無く一般の内科で処方してもらっている)。完全に吹っ切れたという訳では無いというのが現状である。

別にこんな体験談を通じて、何かを伝えようとか言う気は全くない。そもそも私自身何か努力をして困難を乗り切った訳でも無い。結果的にその困難から逃げ出して、会社からおこぼれを貰って置いて貰っただけという、実に情けない体験談である。

rekihiko2さんがどのような悩みを抱えておられるのかは分からないし、上記の体験談からも分かるように、私自身偉そうにアドバイス出来るような立場の人間などでは無い。ただ、とにかく今は無理をせず療養されて欲しい(毎回こんな事しか言えないが)。少なからず、私のブログでの議論がrekihiko2さんを巻き込んでしまった可能性もあり、申し訳ない気がしている・・・。

やはり今後は、トラックバックをやたらに送ったりする行為は控えようと思う。明らかに意見の異なる方(特にhokke-ookamiさん)にまるで喧嘩を売るかのようなトラックバックを頻繁に送った事について、今更ながら申し訳なく思っている。昨日書いた記事を見て思った事であるが、やはり私は「ネット右翼」というレッテルから逃れられない。別に努めて右派になろうなんて考えた事は無い。それでも何故か思考の行き着く先がいつも「ネット右翼」なのである。ネット右翼が歓迎されないブログに足を運ぶ事自体、既に迷惑なのであるという事を理解しておく必要があると思った。