雑記

ここ最近忙しかったが、この土日はゆっくりする事が出来た。

もう少ししたらゴールデンウィークである。5/1、5/2を休みにして9連休になる会社も多いのでは無いだろうか?実を言うと私の会社も原則そうなのだが、当の私は仕事の都合上、この間も出勤する事が決まっている。まあ実際遠出する予定なんて元々無い為、9連休なんてかえって持て余す可能性が高い。またこの間の出勤は休日出勤扱いとなる為手当てが貰えるのも中々美味しい(来月は少し外食を増やせそうだ)。私と同様出勤する社員の中には、明らかにテンションが下がっていたり、急に出勤が決まって家族旅行の予定をキャンセルする羽目になった先輩社員もいたりと大抵は嫌がっている人の方が多いのも事実である。私のように「手当が貰える」なんて言って喜んでいる(別に特別嬉しいとか言う訳でも無いが)社員は少数派のようだ。


最近、「これはやばい」と感じたのが、下記記事である。

「"ソニー、大ピンチ" 「赤字2200億」から更に悪化、「5200億円の赤字」に」
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1706707.html

とかく純利益が5,200億円の赤字という馬鹿でかい数字に目が行くが、極端な話「特別損失」はその期だけの要因と言う見方も可能だと思う。会社の体力がある前提で、これだけなら立ち直せる可能性もあるだろう。私が一番驚いているのは、営業利益(損失)が950億円の赤字という部分である。原則、この数字にはタイの洪水などの特殊な要因は関係しない。ソニーの純粋な営業成績を表しているのだ。売上高で6兆4千億円を上げて営業利益が-950億円という事は、売上原価と販売費(社員の給与や広告宣伝費等)の合計が売上高を上回っている事を示している。この場合ただちに黒字化しようと思うと、事実上人員削減や投資の抑制しか有効な手段がない(ただでさえ売れていないのに、製品の値上げで原価率を下げるというのは難しい。部品の調達コストを下げるというのにも限界があるだろうし・・・)。

ソニーのような規模の会社になると、もはや一企業の問題では無く、ダイレクトに日本経済に影響する問題と言っても差し支えないと思う(勿論ソニーの場合、日本に限らず海外にも少なからず影響しそうではあるが)。ソニーが経営破たんするなんてのはその最たるものであるが、そこまでいかなくても、投資の抑制をするだけでも下請け企業の業績を直撃する(ソニーにとっての「支出」は、すなわち下請け企業にとっての「収入」だからだ)。大企業が傾くだけでも、それは会社を跨いで様々な方面に波及するのである。

上記まとめブログのコメント欄では、「ざまあwww」とか「早く潰れろwww」とか言った意見もちらほら見受けられるが、深く考えもせずに他人の不幸を喜んでいるか、本気で日本経済の衰退を望んでいるかのどちらかだろう。