なぜこの問題だけ沈黙するのか?

日韓の対立が深まっている。

韓国政府としては、日本政府がここまで強気で来るとは思っていなかったのでは無いだろうか?

海外のメディア等を通じて見ると、日韓双方に冷静な対応を求める声が比較的多いようであるが、今回の騒動の火種はどう公平に考えても、韓国側が持ち出している事は明白である。下らない挑発的行為を繰り返した挙句、よりにもよって天皇陛下に対し非礼な言葉をぶつけた事が日本を本気で怒らせたのだ。

しかしこの問題について、日韓問題を良く取り上げる左派系のブログで取り扱っている所が少ないというのが疑問である。馴染みのブログを訪れても、飽きもせずに慰安婦問題がどうたらこうたらと平常運転なのである。これは一体どうした事か?日韓問題について今最もホットな話題について触れないと言うのは不自然では無いのか?別に日本を擁護せよとは言わない。何なら「でも日本も悪いんですよ」的な記事でも書いて場の空気を和ませてくれる事を期待していたのに・・・。

何と言うか、都合の悪い事には触れないというのは、右派、左派ともに共通しているという事なのだろう。例えば日本国内で、竹島問題について立場を鮮明にする左派はほとんどいない。慰安婦問題では正義面して日本批判を散々叩きまくっている癖に、領土問題のような微妙な話題については角が立つような事を言わない。せいぜい「日本の領土でも韓国の領土でもない」と無難に結論付ける位が関の山である。左派の正義感などこの程度の代物だ。

韓国の動向を追う限り、慰安婦問題と今回の日韓関係の悪化は無関係ではない。慰安婦問題に触れる以上、現在の日韓対立についても触れるのが筋であろう。「日本が慰安婦問題の解決に消極的だから、韓国の怒りを買った。今回の騒動も元はと言えば日本のせいだ」位言ってみせたらどうなのか。