「確か」とは言えない

山口県での「テキサス親父」講演の主催者について」
http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20140623/1403624361

id:hokke-ookamiさんのサブカル方面での記事はとても面白いのだが、政治的な話題になると極端に偏ってしまう傾向にあるのが残念である。

>しかし「テキサス親父」という存在が右翼にとって好ましいことや、「テキサス親父」側も右翼と距離をとるつもりがないことも確かなようだ。
前段はともかく、「右翼と距離をとるつもりがない」というのには引っかかった。

「右翼と距離をとるつもりがない」というのは、「テキサス親父」が自身の講演の主催者の出自を理解していて、かつ写真にあるような街宣車での活動が日本では「反社会的」であると忌避される文化を知っている事が前提になる(海外在住の氏には少々難しいのでは無いだろうか)。
にも関わらずこの記事では、テキサス親父の講演の主催者がこのような人物だったと指摘しているだけで、本人がどのように認識しているのかは勿論、氏が上述の文化を正しく認識出来ているのかすらも明らかにはしていない。
はっきりいえば、「こうであって欲しい」という単なる願望でしかなく、ただ自身にとって都合の悪い「テキサス親父」という人物を誹謗中傷したいだけにしか見えないのである。

正直、私はこの「テキサス親父」という方の事を殆ど知らない(慰安婦問題で日本の立場を支持する発言をしている(HNから)テキサス在住のアメリカ人位しか)が、いずれにせよこの記事で、「テキサス親父」という存在が右翼にとって好ましいことであると同時に、左翼にとっては好ましくないという事は分かった。