日韓関係改善の為に

本題に入る前に、左派が日韓関係の悪化をどう捉えているのか、サンプルを一つ挙げる事にしよう。

「吐き気を催すほど“立派な”名誉日本人のツイート。」
http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20140513/1399994281

id:scopedogさんは恐らく日韓関係の改善など頭には無いだろう。とりあえず何かおきれば「日本が悪い」で済ませる位なのだから、そのような論調を期待する方が間違いであると言える。


(9/5追記)上記箇所について、id:scopedogさんより苦情を受けたので削除させて頂いた。以降の記事が若干脈略が無くなってしまうが、左派一般を指しているものとして受け止めていただきたい。

しかし面白いのは、日韓関係の改善など眼中にない嫌韓派はともかく、何かと韓国に好意的な意見を持つ者も表立って関係の修復を主張していない点である。本当に関係改善を望むのであれば、日韓双方が何をすべきであるかをもう少し真面目に論じるべきであるのにも関わらず、「日本のヘイトスピーチが問題」「慰安婦問題を解決していないから問題」と、その原因のことごとくが日本側にあると言っているだけで、韓国の動向には目を背け(下手に批判したくないから)何の解決策を示していないのは実に情けない。

私は嫌韓ではあるが、日本と韓国は仲が良いに越した事は無いと思っているし、その為に何をすべきであるかについてもそこそこ本気で考えている。私なりに考えた解決策を示す事にしよう。


さて近年(韓国に対する)ヘイトスピーチが問題になっているようだ。韓国政府や国連が非難する状況にまで発展し、日本政府もいよいよヘイトスピーチの規制を検討しているそうである。

ヘイトスピーチを規制すべきであるという意見に別段反対する訳では無いが、その範囲は何故か日本から韓国に対してのものに限られている。日本での嫌韓感情がヘイトクライムであると定義し得るなら、韓国の反日感情も間違いなくヘイトクライムである。親日的発言をしただけで投獄されたり下手をすれば殺害されるような事態は、流石に日本では見かけない。

「韓国へのヘイトスピーチは悪い。日本へのヘイトスピーチは悪くない」

これでは日本の嫌韓派が納得するはずも無い。

これも以前にも言った事ではあるが、そもそも日本における今日の嫌韓感情は、そのほとんどが韓国の反日感情に触発されて発生したものである。韓国の前大統領の露骨なまでの日本批判など、あからさまに喧嘩を吹っかけて来ておいて、日本が腹を立てないと考える方がどうかしている。
ここ数年における日韓関係の悪化の原因は間違いなく韓国にある。同国の反日感情が結果として日本の嫌韓感情を悪化させ、お互いを強く憎みあう図式を生んでいるのである。火をつけたのが韓国である以上、関係改善を目指すのであれば、まず韓国が歩み寄る姿勢を見せる事が必要である。

具体的には、まず韓国が日本に対し近年の行き過ぎた反日的行動を謝罪すること、それを日本が許すことである。韓国には謝罪する勇気が、日本にはそれを許す度量が求められる。その上ではじめて両国の対等な関係が始まると言える。言い方を変えるならば、韓国が誠意を持って謝罪したにも関わらず、日本がそれを許さずに嫌韓感情を抑えないような状況になって初めて、韓国や国連は日本のヘイトスピーチを非難する権利を有するのだ。

恐らくこれが最適な解決策であると思われる。まあとにかく、韓国が態度を改めない限り関係改善など論じるだけ無駄だという事だ。